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改行の挿入

Q. 通常の編集ではリターンキーを押して改行を入力します。マクロで改行を挿入するにはどうするのですか? 

A.  タブがコンピュータにとって「単なる1文字」だったように、改行も「単なる1文字」です。

●改行を挿入する
 改行もタブと同じように扱えます。改行は「\n」と指定します。以下はいずれも「ABC<改行>EFG」を挿入する例です。タブの場合とほぼ同じことがわかります。

(1)パラメータ文字列中に「\n」を指定

  insert "ABC\nEFG";
 

(2)文字コードの直接書き込み

  insert "ABC\x0AEFG";
 

(3)char()関数の利用


  insert "ABC"+char(0x0A)+"EFG";

 改行の動作は、キーボードからのリターンキー入力を代用するinsertreturn文でも行えます。
 ただし、insertreturn文は上記の文字列挿入と異なり、編集モードが上書きか、挿入かによって動作が変わる点もリターンキーと同じなので注意してください。挿入モードの場合は、リターンキーを押すとカーソル以降の文字列が次の行に移動しますが、上書きモードの場合はリターンキーを押してもカーソルが次の行頭へ移動するだけです。マクロでもこれと同じ動きが再現されます。希望通りの動きをマクロにさせようと思うと、編集モードをチェックするようにします。

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